十五夜 これほどの贅沢があるのでしょうか?
子供の巣立った十五夜は、団子を作る毎年の行事も、私一人で作ることになった。
今年はいつも使う、白玉粉が売り切れで手に入らなかったので、仕方なく
団子の粉を購入して作った。
ぬるま湯を入れて、こねてもいつもの感覚とは違う。
ゆでてみても、やっぱり粘り気が若干足りない。
なんとも少しだけ残念な気分になる。
だが、出来立てはおいしい!
北海道産のきなこに、キビ砂糖を混ぜてミネラルの入っている塩を少しいれる。
これをホカホカのゆでたて団子にまぶすと、なんともおいしい。
(白玉粉であればもっとおいしかったと思う。)
きれいな月もしっかりと見れた。
李白の「静夜詩」を思い出した。
私の大好きな漢詩だ。
出来立ての団子も食べた。
遅く帰宅した夫も、珍しく食べた。
大変満足いくお月見ができました。
これほどの贅沢があるのでしょうか?
十五夜による、贅沢で幸せな時間をいただきました。