夏のギフト
お中元の季節がきた。
親戚や夫の会社の上司に毎年贈る。
今年はいつもイオンで買っていたカタログが使えない。
理由はイオンがない。近くにないのである。
仕方ないので泣く泣く、駅のスーパーや郵便局のカタログをもらってくる。
なかなか思うような商品が見つからないと嘆いていると、そんなに気にして送る人はいない、と夫は言う。
そうかもしれないが、せっかく大事なお金を使うのだから、少しでも喜んでもらいたいと思ってしまう。
そこがすでに間違っているのかもしれない。
こちらが勝手に選んで、勝手に送って喜んでもらおうなんて、虫がいいはなしである。
今年もこんな予算でこんな感じのものをおくろう、と割り切ってしまったほうが良いかもしれないと思ったら、さっさと決まった。
こだわりすぎるといつまでも決まらず、送る時期がすぎてしまうと急ぎ、結局もらって困らなそうなものを選ぶ。
ほんとに欲しいものは、相手に対する思いやりや気遣い、労い、感謝プラス品物なのだ。品物はおまけのようなものだと思う。
今年は届いた知らせに対してどんな言葉を選ぼうか、今度は違う悩みがでてきてしまった。